本物の大工養成中!

入社1ヶ月の大工見習いのY君です。

現代の木造住宅の木材加工は、プレカット工場で機械が自動で正確に加工するようになり効率化されました。

しかし、良くない事もあります。

昔は大工が一本一本の木の木目を見て、適材適所に木を選び墨付けして、ノコギリ・金づち・ノミ・カンナなどの手道具を使い、手刻みという加工をしていました。

現代は機械化され効率が良くなったのはいいのですが、手道具をまともに使えない、木目も分からない大工が増えてしまいました。

あらかじめ工場加工された既製品を、現場で組み立てるだけの組み立て屋さんに退化してしまっているのです。

それの何が問題かというと、そんな大工では墨付け手刻みで建てられた古い家のリフォームが出来ないのです。

リフォームといっても、クロスを貼り替える・キッチンを取り替えるなどの表面リフォームではなく、柱を抜き梁補強して間取りを変えるリフォームが出来なくなるのです。

古い家は解体するしかない時が来てしまいます。

それではいかん!

機械化された現代でも、大工の基本であり必ず知っておかないといけない墨付け手刻みの技術。

それを伝えていくのが工務店の使命だと思っています。






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